この出来事が、Destureのぱんは、心を満たすぱんにしたい、と迷いなく思うきっかけとなりました。
○○産の小麦、○○産の砂糖 etc…
魅力的なこだわりははっきり言って、ありません。
と言うと語弊があるかもしれないし、お客さんは引いてしますかもしれませんが…。
あえて何か言うならば、自家製のレーズン酵母を使用しているということ。
ある時、ある人におもしろい事を言われました。
「Destureのぱんは毎日食べても平気。こだわりのありすぎるパンは思いが強すぎて毎日はムリ。」
褒められている?バカにされている??
そのような感想は初めてで、面白いと思ったし、悪い気もしなかったので、
「ほほーぅ」と
良いほうに捉えました。
一番は、お客さんが楽しく・嬉しく・美味しく食べてくれればそれで良いのだ。
「どうだ!自信作のこのぱん食べて!!」ではなく、
お客さんが今日はDestureのぱんを食べようかな、おいしいね~、とその場が楽しい時間空間になればOK。それが100点。
ただ、美味しく安全な材料を使って、より美味しいぱんができたなら、なおさらGOOD。
まだまだ発展途上です。
「パン」ではなく「ぱん」でスタートしたDesture。
なんとなく、やわらかく・暖かく・素朴な印象になるから…。
Destureのぱんは自家製のレーズン酵母仕込み。作る人それぞれの個性が出るパン作りです。何年も修行を重ねたわけではないので、他のパン屋さんと同じフィールドで営業するために、Destureにしか作れないぱんを作っています。
感覚は人それぞれですが、固いという印象の天然酵母パン。味わいがぎっしり詰まっているのですが、固いということで選んでもらえないこともしばしば。食べてもらえなければ話にならない、と、ドライイーストをほんの少し加える作り方も途中から始めました。ふわもち、という感じです。やわらかいものが好きという方、やわらかくないと食べられないという方にも楽しく食べていただけるようになったと思います。
8年目を迎えたDesture。お客様に支えていただきながら、なんとかぱん屋として成立することができています。
みんなと一緒じゃおもしろくない。
柔軟な発想で。
Destureでしか許されないような…。
そんな奴らがいます。
「あの四角いあんぱん」と良く言われます。
形にとらわれず、そして本格的な珈琲の味を。
小田原といえば梅。
パンと梅干しもありです。
一度見たら忘れられない。
気になったら食べてみるしかない。食べ損ねたら夢に出てきそう。
今後もおもしろい奴らを誕生させていきたいです。